M for Mac OS X cd-rom


アルゴリズミック・コンポジションの最高傑作

Mにしかできないコンピューターそのものの音楽がある。
その快楽にはまったら後戻りできない。
Mはぼくの最愛の頭脳的音楽ソフト。
-巻上公一(ミュージシャン)-

 アルゴリズミック・コンポジションの最高傑作、あの作曲/パフォーマンス支援ソフト"M"が遂にMAC OSXに対応!! コンピューター・ミュージック界の歴史的文化遺産が今、最先端の現役ミュージック・ツールとして完全復活!!

Mac OSX Core MIDIに対応
 従来MIDIを用いたアプリケーションで必要とされることの多かったOMSのMIDIドライバに代わり、Appleが自らOS Xに搭載したMIDI Service、Core MIDIに対応しました。古くはMacintosh 512KやAmigaのコンピューターが音楽制作に用いられていた時代から存在し、愛され続けてきた音楽プログラム"M"が今、Mac OS Xという最新のOSでその変わらぬ姿を披露します。



インタラクティブ・コンポジション
 音楽環境に特化したプログラム言語「MAX」や「MSP」などの開発にも携わった天才プログラマーDavid Zicarelliによっておよそ20年前に開発された作曲&パフォーミング・ツールである「M」は、今までに多くのミュージシャンやアーティスト達の間で賞賛され、多くのレコーディングやパフォーマンスの場で実際に使われてきました。
 Mによる音楽制作の方法は、楽譜を書いたり、MIDIシーケンサーで演奏を記録していくような方法とは根本的に異なります。
 あなたが作曲したものをただプレイバックするのではなく、Mは作曲そのもののプロセスに直接関与します。あなたが入力した基本的な音楽のアイディア(メロディー、コード、リズムなど)を元に、Mのパラメーターを通して最終的な音楽が完成するのです。
 Mでは、あなたが考えたアイディアの結果を納得いくまで確認しながら(聞きながら)作業をいつまででも続けることができます。コンピューターを使ってしかできない新しいアイディアを試したり、音楽における未知の領域を永遠に探検することができるのです!

パラメーターの一例
 例えばNote Orderでは音列の配置の組み替えやランダマイズが行えます。偶然性をもったメロディーからドラムのフィルインまで、応用範囲は無限です。その他Time Distortで時間軸を歪めたり、Note Densityで音の発生率を変化させたり、Cyclic Variableでアクセントやデュレーションの位置を緻密にプログラムしたりと、どれ一つをとっても「M」独自のユニークなアイディアに満ちています。

MIDI入力によるパフォーマンス
 「M」ではMIDIキーボードのような外部MIDI機器からの入力で様々な操作を行うことができます。演奏のスタート/ストップやテンポ・コントロール、強弱やパターンの切り替え、トランスポーズなど、ほとんど全てのキーナンバーにアサインされたコマンドにより、コンピューターに触れることなくライヴ・パフォーマンスを行ったり、作曲を行ったりすることもできます。

MIDIファイルによるデータ活用
 演奏される毎に違う演奏がされる(ランダムな要素をもつ)というのも「M」の特徴の一つですが、演奏したデータをSMFとして保存し、他のシーケンスソフト等で緻密な編集を行うということも可能です。また「M」の内部エディターへのSMFからの取り込みはもちろん、「M」のエディターとは別にSMFを独立してロードすることもできるので、この機能を使えばピンポン録音の要領でトラック数を増やすこともできますし、MIDIコントロール・データだけを読み込んで、「M」の演奏にMIDIによるエフェクト効果をかけることもできます。

ジャンルを問わない普遍性と先進性
 「M」は無調音楽やミニマルのような現代音楽的アプローチを始めとして、クラブ・ミュージックのようなテクノ/ダンス・スタイルやポップスまで、ジャンルを問わず活用することができるでしょう。それは「M」自身が知能をもったプログラムなのではなく、全てがあなた自身によってプログラミングされるものだからです。そして「M」における音楽の捉え方は極めて独特です。各パート毎に拍子やテンポを変えるのはもちろん、その1音1音に異なるリズムを与えることができるなど、従来の音楽規則の枠に囚われずに作業をすることができます。

主な機能と特徴
 様々なパラメーターを用いて、他では見られない独特の作曲が行なえます。
 マウスやキーボード、鍵盤を駆使して様々なパフォーマンスを行なえます。
 思いもよらぬ音楽のインスピレーションを次々と生み出します。
 ポリリズムやミニマルといった音楽上の様々な実験が簡単に行なえます。
 ランダムな要素をもたせることで、コンピューターに「演奏」をさせることができます。
 豊かなパフォーマンス性によりライヴでの即興演奏などにも使用出来ます。
 SMFのインポート、エキスポートに対応しています。
 詳細な日本語電子マニュアルが付属します。

商品コード製品名価格JANコードMedia
EYS171M for Mac OS X(初回版)\8,379(本体価格\7,980)T4517634-109925CD-ROM

 動作環境
 M 2.6はMac OS X の10.2以上でのみ動作します。M 2.6はOS XのCore MIDIシステムに対応しています。尚、旧バージョン(M 2.5)とM 2.6の違いはこのMIDI環境に関する機能の違いのみです。

 ※初回版は新旧両バージョンを収録した2枚組です!!
 M for Mac OS Xの初回製品版はMac OS X対応の「M v2.6」に加え、クラシックなマッキントッシュで動作する旧バージョン(V2.5)を収録したCD-ROMを同梱した2枚組仕様です。本製品のみで漢字TALK7からMac OS9.xまで、そしてMac OS X(10.2以上)という新旧両方のシステムに対応します。V2.5を収録したCD-ROMは「M for macintosh cd-rom edition」として発売されていた従来版の製品と同じものですので、同製品に収録されていたオーディオ・トラックなどの特典もそのまま収録されています。
 尚、V2.5のCD-ROMがなくなり次第、V2.6のみ収録の製品に変更となる予定です。


M for macintosh cd-rom edition(V2.5) | M V2.7フリーアップデート
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