Koan X V1.5XE



What's Koan X ?

 SSEYO Koan Xは、PCの画面上におけるドラッグ&ドロップ操作によって音楽の生成を行う、作曲/演奏プログラムです。あらかじめ用意された、音楽の種子ともいえる"テンプレート"ファイルを自由にミックスすることで、直感的かつスピーディーに音楽を生成します。SSEYO Koan Music Engineの働きにより、同じテンプレートを使っても、演奏の内容は毎回微妙に変化します。

 Koan Xは、プリセット・パターン方式などによる自動伴奏/自動作曲のソフトウェアとは異なり、曲をプレイバックする毎に、リアルタイムに作曲を行いながら演奏します。ユーザーはこれに対し、曲のルート音やスケール、テンポ、ボリューム、パン、ピッチなどのパラメータを操作し、最終的な構造や雰囲気を作り上げていきます。また、テンプレートの自動配置機能を使えば、Koan Xは音楽の自動生成装置として、曲を無限に創造します。

Drag'n'Mix(ドラッグ&ミックス)

 Koan Xでは、画面上のウィンドウにテンプレートのアイコンをドラッグして配置することで、音楽を作成します。その作業は極めて直感的でイージーです。これは音楽の専門的な知識を必要とすることなく、クリエイティブな作業を行うことを可能にするとともに、即興性を重視したパフォーマンスをも実現します。

 ドリフト・コントロールの機能を使えば、配置されたアイコンを自動的に移動させることもできます。左右を飛び交うニューロロジカルなアルペジオ・フレーズや、神出鬼没のパーカッシヴ・エフェクトなどが表現できるでしょう。

Template(テンプレート )

 Koan Xに搭載されたテンプレートは、一流のKoanアーティスト達によって作成された、音楽の原石とも言うべきものです。テンプレートに封じ込められた作曲パラメーターの設定に従って、Koan X上でそれはリアルタイムに解釈され、演奏されます。

 地底を蠢くようなアンビエント・ドローン、魔術師を精霊の召還へと導く神秘的なパッド・サウンド、そしてジャズからファンク、ドラムンベースといったジャンルをも包括したベース、ドラムのテンプレートなどが、あらかじめ用意されています。

 テンプレートは、SSEYO社の発売するオーサリング・ツール"Koan Pro"を用いて作成することもできます。Koan Proで音楽の核心的な部分を自分でプログラミングし、Koan X上で直感的にミックスを行うことも可能です。

 


ドラッグ&ドロップで簡単にジェネレーティブ・ミュージックを作成


アンビント、環境音楽、テクノ・ミュージックの作成


ムービー、ビデオ、ホームページ用BGMの作成





サウンド・スケープ、インスタレーションの音響装置として


チルアウト・ルーム、瞑想、リラックスのための空間演出


ライヴ・パフォーマンス、インプロビゼーションのバック演奏





  Koan(コアン)

 SSEYO Koan XはTim Cole、Pete Cole、Tym Didymusらを中心とする、英国のSSEYO Ltd.社によって開発されました。SSEYO Koan Xは複雑な操作や専門的な知識なしに、誰でもが簡単にジェネレーティブ・ミュージックを作成できる革新的なプログラムです。

 "Koan"とは日本の禅用語の1つ(公案)で、永遠に解決することのできないパズル、というような意味をもちます。アンビエント・ミュージックのパイオニアであるミュージシャンのBrian Enoは、SSEYO Koan Proを用いて自身の作品集「Generative Music 1」を発表しました。以後、Loop GuruのJamuud、町田良夫氏などを始めとする多くの音楽家、アーティストがKoanによる音楽発表を行っています。

Koan X V1.5XEの主な特徴

 Koan X V1.5XEはKoan Pro V2.5PEと同じ作曲エンジンを搭載しています。これにより、Koan Pro V2.5PEのSKSE(SSEYO Koan Synth Engine...Koanシンセサイザー)を使って作成したテンプレートや、WAV/MP3などのオーディオ・ファイルを高度に使ったテンプレートなどもKoan Xでプレイバック可能になります。Koan X V1.5XEはKoan Pro V2.5PEとのコンビネーションによって、ジェネレーティブ・コンポジションの新たなる創造性を生み出すでしょう。

 作成した曲はKoanファイル(.SKP、.SKD)、またはMIDIファイル(.MID)、WAVファイル(.WAV)として保存が可能。インターネットにおける音楽素材の制作ツールとしても有用です。

注:WAVファイル・レコーディングを行う場合、使用するサウンドカードによってはAudio Out→Inのケーブル接続が必要です。

画面のカスタマイズ

 Koan Xのウインドウ内のデザインは自由にカスタマイズが可能です。またウィンドウの背景画像として自作のビットマップ・ファイル(.BMP)を読み込むこともできます。好みの音楽のイメージに合った画像を自分でデザインすれば、インスピレーションを喚起しやすくなるかもしれません。これは映像的なイマジネーションをもとに音楽を作成する場合に限らず、作曲者の精神状態にも少なからず影響をおよぼす、とても重要な事です。

付属テンプレートのカテゴリ

 Koan Xのパッケージには、ambient(アンビエント)、arpeggio(アルペジオ)、bass(ベース)、chords(コード)、gmdrums(ドラム)、orchestr(オーケストラ)とカテゴライズされた、合計で100のテンプレートがプリセットされています。


画面1     画面2     画面3(カスタマイズした画面)


商品コード製品名価格JANコードMedia
EYS156KOAN X V1.5XE for Windows\5,9804517634-109956CD-ROM(WIN)

 動作環境
 Pentium 266MHz以上(PentiumIII以上推奨)、32MB以上の空メモリ、CD-ROMドライブ、Windows95/98/2000またはNT4、サウンドカードまたはMIDI I/Fと音源

*Koan Xのパッケージには、Koanシンセサイザーやオーディオ・ファイルを使用したテンプレートは含まれません。Koanシンセサイザーやオーディオ・ファイルを使用したテンプレートは、Koan Pro V2.5PEを用いて作成することができます。
 またこれらのテンプレートの再生に関しては、使用するCPUの能力によっても制限を受けます。詳しい動作環境についてはお問い合わせ下さい。



*Koan X V1.5XE日本語マニュアル(PDF電子マニュアル/約50ページ)が付属。

*Koan Pro V2からV2.5PE、V2PEからV2.5PEへのアップグレード・サービスはこちら



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